そもそも自律神経とは何か?
自律神経の機能は、「自分を律する神経」
つまり自分で自分をコントロールする神経です。
内臓のリズム、血圧、体温、呼吸、ホルモンバランス、体内時計など、生命維持の最重要項目を担っています。
構造的には、頭蓋骨から背骨に沿って走行しています。
自律神経が乱れると、当然、体の精密なリズムが狂います。
その大きな原因として「ストレス」が挙げられますが、ストレスと言われるとなんだか整えにくい気がしてしまいますね。
自律神経は無意識的な制御機能「不随意的」の部分ですが、唯一「随意的」(意識的な制御)に作用させる方法があります。
それが呼吸です。
自律神経を整える呼吸については、ウツロイで詳しくレクチャーしています。
□ 考えられる原因
呼吸が浅い
呼吸中枢のシステムエラー
脳への酸素、血流、栄養不足
間違った姿勢の認識
背骨全体が硬くなっている
頭蓋骨が硬くなっている
生命維持を司る、自律神経の大元、脳と中枢(脳幹部)、知覚神経、運動神経、神経の大元
その機能性を考えた治療法は、作業療法士などの専門分野ですが
作業療法士が登場するのは、脳の機能に関する病態や術後の後遺症があった場合となるので
普段、整形外科や整骨院、整体では、あまり触れられることがありません。
しかし、この中枢部分を整えなければならない状態は、実はとても多いのです。
痛みやコリ、ハリ感など、筋骨格系の症状と思われる症状も中枢が関係していることが非常に多いです。
整骨院や整体で何度施術しても改善しない繰り返す症状は、中枢を整える必要があります。