人は日々食べたモノで作られていきます。
体に良いものを食べれば健康的に、体に害悪をもたらすものを食べれば不健康になっていきます。
単純に、毎日ラーメンやファストフード(マク○ナルドやケ○タッキーなど)を食べて過ごしている人と、バランス良い食材を自分で自炊している人と、どちらが健康になりそうか?
容易に想像できます。
何もしてないのに急にギックリ腰に…
普段から頭痛や肩こりがある…
毎月、生理痛に苦しんでいる…
様々に症状や持病的なものがあります。
これら全て、日々食べているモノから起こるものです。
簡単な例を挙げましたが、それ以外にも病気と思われる症状のほぼ全て、日々の食べているものを見直せば治ります。
でも人それぞれ差があります。
あの人は日々食事に気をつけていなさそうなのに、自分より元気だ…とか。
その差は何処にあるのか?
一番、単純な差は「消化力」だと、ぼくは考えています。
健康である条件の最も初歩的なポイントは『消化力』です。
アレルギーを起こしたり、体に害を及ぼすモノの多くは「タンパク質」です。
タンパク質は体にとって最も重要な栄養素ですが、"消化ができてこそ"です。
タンパク質は、タンパク質としては吸収できません。
何故なら毒性を含むからです。
タンパク質は主に膵臓から分泌されるトリプシンという酵素で分解されます。
タンパク質→ペプチド→アミノ酸→小腸の粘膜上皮細胞で吸収。
これが、まだ毒性を含む状態の「ペプチド」で腸内な残った場合にアレルギー反応や炎症反応、嘔吐下痢などが起こります。
ここで悪さをするタンパク質が、よく聞く「グルテン」や「カゼイン」と言われるものです。
小麦製品、乳製品のタンパクですね。
(詳しくは別記事参照)
これらの小麦や乳タンパクは、消化されにくく、ペプチド状で腸内に残って炎症を起こしやすい。
また、厄介なことに小麦や乳製品に含まれる酵素は、消化に必要なアミラーゼ、トリプシンの阻害作用を生み出してしまいます。(ATTs アミラーゼトリプシン阻害物質)
アミラーゼもトリプシンも消化酵素です。
アミラーゼは糖質を、トリプシンはタンパク質を分解するのに重要な酵素で、その二つを阻害する物質を小麦製品や乳製品が持っているのです。
簡単に言うと、小麦製品や乳製品を食べると、糖質もタンパク質も消化する力が損なわれていくということです。
上の写真はチキンサンドです。
チキンはタンパク質ですね。
サンドのパンは小麦です。
先程から書いているように、小麦にはATTsという阻害物質が含まれるので、小麦とタンパク質を一緒に摂ると、タンパク質は消化しにくくなります。
タンパク質は、アミノ酸まで分解しなければ毒性を保有するペプチド状で残ってしまう。
だけど、タンパク質を十分に分解する為にはトリプシンが必須。
そして、アミラーゼやトリプシンなどの消化酵素の原料は、これまたアミノ酸なのです。
消化酵素でアミノ酸まで分解したいのに、分解する為の酵素がアミノ酸から作られる。
分解できないという事は、吸収できない…。
必要な栄養素がないので、必要な酵素やホルモンなどを作ることもできない。
骨や筋肉、爪、髪、ホルモン、消化酵素などすべてアミノ酸から作られます。
トリプシンを阻害され、食事から摂取するタンパク質の分解ができなくなると、アミノ酸を作ることも、吸収することも、傷を治すことも、新陳代謝することも、ホルモンを出すことも、消化することもできない。
こうなっては健康的な状態に回復する事も、状態を保つことはできません。
いくら身体に良いとされるモノや栄養を摂っても、意味をなさなくなるのです。
食後、腹痛を起こす人やお腹の腹りが激しくなる人、眠くなる人は、消化力がかなり落ちています。
すぐに、日々食べているモノを見直してください。
ウツロイでは、内臓の働き、ホルモンのバランス、自律神経の正常化を図る施術をメインに組み立てて行っています。
骨や関節、筋肉を整える整体では足りない、届かない部分に焦点を合わせた施術です。
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