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クスリとの上手な付き合い方



福岡市西区姪浜の整体
姪浜駅から徒歩3〜4分の静かな住宅街にある隠れ家サロン
木々や緑が見える、心休まる穏やかな空間で、普段意識が離れがちな心と体に目を向ける時間を。

頭痛、自律神経不調、アレルギーなど体調不良からの解放は自然整体ウツロイにお気軽にご相談ください。


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今回のテーマはクスリとの上手な付き合い方について。
ウツロイでは、健康を取り戻すのに基本的にはクスリはそこまで必要ないと考えています。

特に闇雲に「とりあえず飲んでみましょう」という様な使い方や、きちんと中身を知らずに安易にクスリに頼ることは、症状改善よりも悪化に繋がります。


しかしクスリは絶対に必要ない。
とは言いません。


使い方が正しければ、絶大な効果を得られるし、命に関わるような病気、手術の際にはクスリは必須ですね。




 では、まず基本中の基本!

①容量、用法は厳守
 当たり前ですね。

また症状が無い、おさまっている時には必要ないと思います。
よく、予防の為に…というのを聞きますが、クスリは予防のために使うものではなく、症状がある際に一時的に緩和されるのが目的です。



降圧剤は典型的な例です。
まず下がってる、落ち着いてるなら飲まないに越した事はない。

極端な例では、とある宗教団体が信者に飲んでるクスリをすべて止めさせました。
そしたら、みんなの不調がなくなって健康になった!そして信者が集まった!
という事もあります。

ただ、やめてはいけないクスリもやめさせたことで、亡くなった方もいるそうなので、その宗教団体はなくなったようです。



降圧剤は飲む前には、必ず血圧を測ってから。
面倒でも、飲むなら必ず。
下がっている時に飲めば、余計に血圧が下がって脳が働かなくなります。

それで車を運転したら飲酒運転と同様、正しい判断が出来なくなります。
もし、この例でアメリカで人身事故を起こそうもんなら、多額の損害賠償やら慰謝料やらで人生終わります。
実際にあった例です。
日本は加害者に寛容で被害者には厳しいというおかしな国ですね〜




 様子見で飲み続けよう…とか、漢方だから続けないと効かない…とか、そういう事ではないんです。

世界最古の医学にして全世界に広まり、東洋医学はもちろん、現代医療の礎となっているアーユルヴェーダ
元々、薬は薬草、ハーブ・スパイスを使用していました。
それが漢方の基礎ですね。
また、日々の食事な応用されているのがスパイス料理、スパイスカレー、または薬膳です。
最近はハーブティーも一般的になっていますが、これも同じハーブ、薬草を用いているので、基本的には薬と変わりません。


現代医療で使用されるクスリは、これらの薬草、薬効成分の必要な部分だけを抜き取っていたり、凝縮、合成、精製して作られています。
自然の物ではなく、人工物、石油由来成分ですね。

ちなみに、顆粒になってパッケージされている漢方と称されているものも、厳密には漢方薬ではありません。人工物混じりなので、現代医療のクスリも同じです。
生薬が漢方薬です。

現代医療で処方されるクスリは、効き目が素早く、ダイレクトです。
薬草やハーブ、本物の漢方よりも、純度が高いため内臓負担も大きい。

なので、容量、用法を守る。は、基本的にアーユルヴェーダの考えを基礎に考え、摂り過ぎないことがクスリとの付き合い方に最も適していらと言えます。


アーユルヴェーダの基本的な薬の使い方は、三日以上同じ単一の薬草は用いないこと!


三日以上は使うな!ということです。
人間の体は基本的に自身の病態や怪我は、自身で治す、自然治癒力が備わっていて、それを邪魔せずに治すのが本来正しい治療法です。

薬効成分はどんな形であれ、体内の化学的バランスに影響を及ぼし、症状、病態を変化させます。

体や脳が、こうして、あぁして、そうして、治していこう。と計画立てているのとは、違う化学反応を起こしていることもありますから、症状が緩和、落ち着いたらクスリは手放し、自然治癒力に委ねるのが本来のクスリとの正しい付き合い方だと、ウツロイは考えています。



 「純度が高い」
というのは、すべてが「良い」とは限らない。
純度が高いとは、不純物がはいっていないから良さそうですが
その分、効能が効きすぎる、というデメリットもあるんです。


アロマオイルなんかが良い例ですね。
飲む人いるけど、絶対ダメですよ。
何がなんでもダメ。

例えば、レモンならレモンの香りの“化学成分”のみの凝縮されたものとなっていて、他のビタミンやアミノ酸などの成分が全く無いような状態です。


他の物質での相互作用、体内での分解や代謝に余分な(悪い意味ではない)成分でのオブラート的な役割りが無いので、その分、危険性が高くなるんです。



薬草、ハーブ、スパイス、漢方、薬、クスリ

どれも薬効成分は、言い換えれば毒素成分でもあるんです。
基本的に薄ければ薬効として働くが、濃い(量が多い)と、毒となります。


薬はちょこっとだけ頼るなら薬となりますが、何週間、何ヶ月、何年も続けて飲み続けると毒になり得る。


容量は守ってね。
一般的な話しではなく、本来の薬の在り方を考え容量を守りましょう。





②飲酒を伴ってはいけない!
 これは絶対ですね。

何がなんでも、どんなクスリであろうと、クスリは午前中と昼だから、夜は呑んでもかまわない…なんてことは絶対ありません。


クスリを飲んでいるなら、酒は飲めないものです。
飲みたいなら、健康を取り戻して、クスリを手放してからです。
クスリが手放せないなら呑むな!ですね。



 薬効は肝臓をはじめ、臓器に多大な負担をかけることになります。
(肝臓の解毒っていう名目のモノも!)

そこに、さらに人体最大級の負担をかけるアルコールを飲む…?
火に油を注ぐとは、この事ですねー



アルコール代謝は人体で最大級の負担となります。

肝臓の機能性を持つ細胞の集まりを「肝小葉」と言い、それが凡そ100万個集まってできたのが、皆さんが想像できる肝臓です。

ひとつの肝小葉は、東京都全域分の面積、100兆円希望の化学工場と同じくらいの働きをする、凄まじい能力を持っています。
それが100万個集まってできている肝臓…。
想像を絶する機能です。

そのとんでもない機能を使って、血液のコントロールや栄養の代謝、体内の化学的バランスを取ってくれています。
まさに人体は宇宙的な働きをしていますね。


想像を絶するほどの肝臓機能は、アルコールが入ってくると、解毒、代謝に全集中させ、その他すべての宇宙的な業務を停止して、アルコールの解毒にのみ働きます。

アルコールがどれほどの毒性か、想像できませんね。
なので、酒は神さまの供物であり、人間が無闇に口にして良いものではない。
という事でしょうか。




 普段からクスリを飲んでいるという事は、通常より肝臓の代謝機能などに負担を大きくかけている事になります。
普段からブラック企業なんです。


そこへ来て、全業務をアルコール分解に全振りしろ!!
っていきなり言われても!って感じで
良くなるものも良くなりませんね。

超悪魔的ブラック企業のできあがりですね。
クスリが必要ならアルコールは飲んではダメ。絶対。





③カフェインと果糖にも注意
 どちらも肝臓での分解や代謝負担に

アルコール程ではないものの、カフェインも果糖も肝臓に長く滞在して負担を強いる物質です。

カフェインは、コーヒー<紅茶<緑茶<抹茶
などの順で多くなります。
カフェイン=コーヒー!と思われがちですが、意外と日本茶の方が高い。


果糖は果物の糖、ハチミツなどです。
砂糖よりハチミツの方が体に良いという情報がありますが、その前にハチミツはあかちゃんに食べさせてはいけない。
というのを思い出してください。
肝臓に強い負担をかけるからです。

カフェイン、ハチミツ(果糖)は、肝臓に長く滞在してゆっくりと分解代謝されていきます。

昼に飲んだコーヒーのカフェインは、夜やっとこさ分解されている(健康体)。
という状態。
クスリを飲んでいる人は、より分解に時間と労力がかかりますから、気をつけましょうね。

クスリの服用は、お茶やコーヒーではなく、お水かぬるま湯で、というのはそういう事。


果糖は糖質の中でも、ブドウ糖の様に筋肉の代謝を受けません。
肝臓でのみ代謝される糖なので、吸収が穏やかだ、と言われますが、その分蓄積されると負担となり脂肪肝の原因になります。

普段から運動習慣がない人は要注意。

入院患者に果物の差し入れは、医学的にはやめておいた方がいいヤツです。


ちなみに、牛乳、乳製品に含まれる乳糖は、ほとんどの日本人は分解酵素を持っていないので、分解吸収代謝されないと思っておいてください。
だから、牛乳飲んだら下す…というのは正常反応です。


まとめ


 クスリに対する常識的な、症状がおさまっても予防のために飲む。
というようなイメージは消し去ってみましょう。

そして、クスリを飲むなら、クスリが必要な状態ならアルコールは絶対にダメ!


この2点。
クスリと上手に付き合う方法です。



 追伸…私たちの健康を脅かすものは、普段から口にしているものがほとんどです。

どんな食事をしているの?
 どんな食べ物を食べてるの?
 どんな食べ方をしているの?
 食生活に気を使っている?


どんな言葉を使っているの?
 不平不満、愚痴、悪口、文句、泣き言
 心と体に悪影響を及ぼす言葉の使い方


どちらも「口にする」もの。
これらを改めてやれば、自然治癒力は最大限に活用される様になり、クスリも必要なくなると思います。


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