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慢性症を治すには?多様化する症状と原因



福岡市西区姪浜の整体
頭痛、自律神経不調、内臓不調、アレルギーからの解放なら、自然整体ウツロイにご相談ください。


体の全自動回復機能、自然治癒力を最大限に引き出し、崩れない健康体を作り上げましょう!



 さて、今回のテーマは
慢性症は治るのか?
多様化する症状と原因…について、です。
10年ほど前と今とでは、症状も複雑化しています。




 慢性的に痛みが取れない、痺れが取れない、筋肉の筋張りが取れない…
整体やマッサージ、鍼を打っても、灸をしても、骨格の矯正をしても改善されない…


それは、内臓の問題や血管の問題かも知れません。



前回の記事「ゴリゴリ揉みほぐしはいいの?」の最後の方にも書きましたが


血糖コントロールの問題

または

血流の問題
 ・血管の損傷や痙縮
 ・血栓や閉塞


これらは、通常の整体やマッサージでは何ともできません。



順に解説してみましょう。


・血糖コントロールの問題


 いちばん多いのは【糖分の摂り過ぎ】による血糖コントロールの機能性崩壊…

簡単に言ってしまえば、糖尿病、あるいは、その手前のインスリン抵抗性、血糖値スパイク、食後低血糖…
つまり糖尿病予備軍。



 筋肉を動かす為、そして筋組織の状態を良好に維持するには、エネルギー源となる【血糖】が必要となります。
パワーが欲しい時、または傷を修復する時など、肝臓に蓄えられているグリコーゲンを代謝し、グルコースへ変換。
(角砂糖をガムシロップにするみたいなイメージ)

そのグルコースを血液に流入させます。
血液にグルコースという糖分が流入した事で、【血糖値】が上昇します。

その【血糖】を上手く筋肉へ運ぶ役割りをしているのが『インスリン』ですね。



インスリンは血糖値を下げるのではなく、血糖を筋肉に運ぶので、結果的に血糖値が下がっている…ということ。



 血糖が筋肉に運ばれると、筋肉はパワーを発揮することができます。
また、筋組織の分解を防ぎ、組織の維持に使われます。
つまり、血糖が上手く筋肉に運ばれることで、パワーと筋肉組織の維持が成り立つわけです。



ところが、日々、過剰に糖分摂取をしていると、血糖が有り余り過ぎてしまいます。
筋肉へ運び過ぎていると、糖化と言って、逆に組織の破壊が進みます。
この時、インスリンがきちんとした働きをすれば、糖化が進み過ぎてしまう為、インスリンの働きを弱めたり、効かなったりします。
これを【インスリン抵抗性】と言います。


インスリン抵抗性が発現すると
食後に上昇した血糖が、上手く筋肉に流入されなくなり、血糖値が一気に下がって、低血糖を起こします。
これを【食後低血糖】と言い、血糖値の過剰な上昇と急下降のグラフが、あたかもスパイクの様に刺々しく見える事から
【血糖値スパイク】とも言われます。




この状態に陥っていると
・食後に眠くて眠くて仕方ない
・怠くて起き上がれなくなる
・頭痛がする
・めまいがする
などの症状に見舞われます。



血糖値の急上昇は、甘い物の飲み食いだけでなく、ストレスがかかった時にも、同じく血糖値は急上昇しますので
ストレスが多く、その発散方法に甘い物を口にする…という方は要注意です!


血糖コントロールが上手くできていなければ、筋組織の維持ができません。
傷を修復することもできないので、いつまでも状態が回復しないのです。


強くゴリゴリと揉みほぐすのは、筋肉を破壊し、再生させることで、徐々に筋繊維を柔らかくしていく手法ですが
組織を修復できない場合、壊死に繋がるので、絶対にしてはいけない手法です。


焙煎したての珈琲豆でコーヒータイム



 運動習慣、筋肉を活動させる時間を待ちましょう。
運動習慣がないなら、食事回数やオヤツを制限。

ぼくは、施術以外、あまり体を動かせていないので一日一食か、二食。
コーヒーにオヤツを食べたりもしますからね。


・血流に問題が生じている


 ひとつ目が長くなり過ぎましたが、次に『血流に問題が生じている場合』です。

これには、幾つか状態の異常がないかを確かめる必要性があります。



 血管が損傷している、また痙縮、萎縮、などで血液を流す事ができない。
痛みや痺れ、または皮膚の色合いが良くないなど、見た目にも分かるかも知れません。



これは組織の損傷なので、ゴリゴリ揉みほぐして破壊して、再生を待つ…という方法でも良さそうなイメージがしますが
血管の損傷は、リスクが高い為、やめた方が良いですね。

温める、または灸をする、などで、他の血管の血流を促し組織の回復を見込めないか、試してみる。
という方法の方がいいでしょうね。


長期間に渡って、組織が回復できていない…というのであれば、前述の血糖コントロールを疑うことも必要です。




 血栓や閉塞がないか?
痛みや痺れ、感覚鈍麻などがあるかも知れません。
これも強く刺激すると、血管の損傷を起こしたりするので、ゴリゴリ揉みほぐしは厳禁ですね。


血糖コントロール問題も、血管組織に何かしらの問題がある場合も、どちらも食生活や生活習慣をきちんとリスニングすると、分かるかと思います。



コレステロール閉栓など、どんな食生活をしていそうか、イメージしやすいかも知れませんね。




関節が痛い、筋肉が痛い、筋肉が筋張っている、痺れる、感覚が鈍い…
などなど、整形や整体や整骨院に相談する様な症状でも、実は内臓、食生活が原因のモノも少なくありません。


15年くらい前までは、骨格矯正でほとんど症状が取れていたんです。
でも、現代はそうはいかなくなっています。



末梢神経なのか?
自律神経なのか?
ホルモンバランスなのか?
内臓関連の症状なのか?
アレルギーなのか?
脳機能なのか?
組織の損傷なのか?
精神的な案件なのか?
それとも…



とにかく、いろんな線で症状の見立てをしていかなければならなくなりました。


ではでは、今日のブログはかなり長くなりましたので、この辺で。