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東洋医学を生活に取り入れてセルフケア



 1/20から二十四節気は【大寒】
冬一番の冷え込みになる時期ですね。
去年から季節感がおかしく、いつまでも暑い時期が長くて、冬は暖冬だろうか…と思っていましたが、帳尻合わせで気温がぐんぐん下がって来ましたね。


なんだか、例年より寒いような気もします。


10月ごろから、熱や咳、いろいろ流行りました。
年末年始も寝込んでいた方も居るようですが、とにかく咳が続くようですね。




セルフケアとして、何をすれば、どの臓器の助けになるのか?

逆に、どんな食生活をしていると、どの臓器に負担を強いるのか?


東洋医学の陰陽五行を覚えると、健康管理が身近になります。


木→火→土→金→水→木→火→土→金→水
繰り返し…

この順で内臓同士が英気を循環させています。

木が擦れ合うと火が起こる、火は灰となり土を肥やす、土が堆積し石や鉱物(金)が作られる、石は水脈を通し、木を養う。
と言った具合いです。


上の図の【水色の矢印】がそうですね。
これを『相生関係』と言います。



そして【黒い矢印】を『相剋関係』は、生かす相生とは逆に、抑制、負担を強いる関係性になります。


木は根を張り土の養分を吸い取る
土は水をせき止める
水は火を消す
火は金を溶かす
金は斧となり、木を切り倒す






 さて、内臓の中で一番負担を抱えている(仕事量が多い)肝臓。
肝臓(木)の働きが過剰になると、脾臓、膵臓、胃(土)に負担を強いる状態になります。


肝臓の糖分代謝が過剰になったら、膵臓からのインスリンの分泌を過剰に強いられる

という感じです。


食べ過ぎになると胃(土)に
アルコールの摂り過ぎると肝臓(木)に
それぞれ負担をかけると、どうなるか?


今の季節は、寒い日が続き、身体が冷えやすい。
身体が冷えると、肺(金)や腎臓(水)の臓器が弱りやすい。
弱ったたら、どこの臓器を元気に正常にしてあげればいい?


東洋医学を生活に取り入れていくと、セルフケアがとてもしやすく、何に気をつけるべきか、が分かりやすいですね。



普段の食生活、普段から口にしている物に気をつけてみましょう。
そうすれば、自分が口にしやすい言葉も変わって来ます。



東洋医学では、それぞれの臓器が病むと、感情や言動に特徴的な変化が起きるとされています。


肝臓(胆嚢)
怒る、怒鳴る、キレる、ぶつぶつ文句を言う

心臓(小腸)
やかましい、はしゃぎ過ぎる、あざける、妄想、空想

胃(膵臓、脾臓)
悩む、憂う、優柔不断

肺(大腸)
悲しむ、悲観的、心配

腎臓(膀胱)
怖がる、臆病、否定的、自信がない


こういう発言や感情が目立っていると、その臓器に負担が強いられている、病んでいるという事です。
東洋医学って面白いですね!


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