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カフェインレスコーヒーかカビコーヒーか


 珈琲と整体、ウツロイです。
最近、Instagramには珈琲のことしかあげてないんじゃないかと思うくらいです…。


真面目に整体はしておりますよ。


でも、今日も珈琲のネタ
健康の為にカフェインレスを選ぶ人も少なくないと思います。
ぼくもかつて、そうでした。


しかし、生豆を触れるようになってからは、カフェインレスはもう買わないと決めてしまいました…。


その理由は“健康を害するリスクが高い”から!



「え!?カフェインレスの方が健康的なのでは!?」
と、思うかも知れませんが
その理由を綴っていきますね。






 珈琲は、まず生豆を仕入れてハンドピックという作業を経てから焙煎します。

生豆の中でも良質な豆とそうではない「欠点豆」という豆があり、ハンドピックとは、その欠点豆を省いていく作業です。


欠点豆とは、味を損ねる、または健康を害する可能性のある豆のことで

発酵ではなくカビしまっている豆
「カビ豆」

発酵が進み過ぎた豆
「過発酵豆」

虫喰いのある豆
「虫喰い豆」

潰れたり形状の悪い豆
「潰れ豆、割れ豆、しわ豆」など


潰れ豆や割れ豆などは健康被害にはならないけど、味を損なう程度ですが、特にカビ豆は健康被害に繋がります。



ひどくなければ、吐き気、胸焼け、頭痛、下痢

ひどければ、アレルギーの発症
アレルギー症状や反応としては、喘息の様な咳、蕁麻疹、嘔吐、水溶便、発熱
各種食物アレルギーへの引き金になったりもします。




 欠点豆は自己主張が強く、たくさん豆がある中でもパッと目につくものも多く
それはキレイな生豆であればある程、目立ちます。






この生豆は、とても品質の良い豆ですね。
エチオピアの豆で、香りも味わいも素晴らしく、一番にウツロイの定番豆に決定した豆です。


欠点豆数も極端に少なく信頼性が高い豆。
過発酵は見つけられることがありますが、カビ豆は見られません。


産地や農園、お国柄などもあるかも知れませんが、中には欠点豆だらけなものもあります。


経験上、エチオピアはどの農園でも比較的キレイです。
アジア系の豆は欠点豆が多数混在しているので、あまり好きではありません。

スペシャルティコーヒーを専門的に扱っているコーヒーショップやこだわりのある自家焙煎の喫茶店では、仕入れ先、買い付けている豆は、
コーヒー豆販売だけのネットショップや、趣味や自己消費止まりの者が仕入れるモノとは、品質がそもそも違うと思いますが。




 さて。
カフェインレスの豆ですが…
これが、普通の生豆と違って、最初から豆の色が茶色く…

欠点豆だらけに見えてしまい
自己主張の強い欠点豆も身を隠す程なんです。




どちらが、欠点豆かと言うと…左側。
数もめちゃくちゃ激しい!

1Kgハンドピックして、785gしか残りませんでした。
つまり、215gはゴミということです(涙)


いや、これはぼくが気にし過ぎたせいもあるかも知れませんが…
それにしても状態がよろしくない。



判別が難しいモノ、少しでも「ん〜!?」と思った豆は取り除く!
という風に、少し厳しめにハンドピック。

(だって、変な豆ばっかやもん…!)




しわ、割れ、潰れはすぐ分かる!
けど、焦茶な豆なので虫喰いはとても分かりづらい!
そして、これはカビてるの!?どうなの!?

という不安な豆たち…苦笑



カフェインを除去する方法としては、マウンテン・ウォータープロセス
といって、水を使ったカフェイン除去製法なので、安心なはずなのに、なぜか不安になる笑


全部、焦茶になるからいい豆、悪い豆関係なく処理してんじゃない?
って考えてしまった。



こうなると、ぼくは「飲まない」を選択しちゃう。


カビを取るかカフェインを取るか
みたいな選択ですね。

当然カフェインです。
カビ被害は危険過ぎる!




という結論に至ったわけです。


まぁ、これはぼく個人の見解ですから、鵜呑みにしないよう気をつけてください。