先日投稿した、YouTubeライブ
「頭蓋骨は日々、形を変えている」
「健康の指標は、頭蓋骨にある」
という内容でしたが
その事は、やはりまだまだ認識がない様です。
体内に不自然な状態を抱えると、頭蓋骨も背骨…というより、身体全体に歪みが生じる。
その歪みは、特定のルールというか、パターンみたいなものがあって
「この歪みを生じている時は○○がおかしい。」
「その歪みは○○がおかしくなってるね。」
など
だいたい解る。
YouTubeでは、頭蓋骨の歪みが身体のどの様な状態を表しているか…を簡単に説明、体感してもらっています。
良かったら観てください。
さて。
「歪み」と言っていますが
実は身体には、「歪み」と「自然現象である傾き(と呼んでいる)」があります。
見た目には似た様なものですが
「歪み」と「自然な傾き」は別物です。
『構造・デザインは、機能性の上に成り立っている。』
これは尊敬する、雨青舎 柳院長の講義での一文です。
この一文、とても素晴らしい表現です。
一言で全てを網羅しますね。
ぼくもこの表現は多用させてもらっています。
骨、関節、筋肉、内臓などの構造物には、それぞれデザインがあり
そのデザインは、単なる「形」ではなく
機能性が備わっています。
曲げられる関節には、曲げられるべきデザインが施され
捻られる関節には、捻られるべきデザインが成されている。
縦に動く筋肉は、縦に動くべき、繊維の方向性と連鎖する他の筋肉や関節の協調性が見られる。
簡単に要約すると
動くべきところが動きやすいようにデザインされているという事です。
「自然な傾き」は、この機能性デザインからは、はみ出ない。
動きを妨げていない。
機能性を妨げていない。
なんなら、機能性を助ける事もある。
(動きやすい様にわざと傾く)
しかし
「歪み」は
機能性デザインから、大きく外れ
動きや機能性を妨げます。
自身の妨げだけではなく、他の部位の機能性(動き、可動性だけでなく、内面的、化学的な面においても)を妨げている。
例えば
整体などで、身体を整えたとき
「自然な傾き」に調整を施しても、ほとんど何も変わらない。
「歪み」が運良く調整されると、あらゆる面において、身体はとても良くなります。
「自然な傾き」を「歪み」と勘違いして、無理な矯正を行えば、様々な弊害が作る可能性が生じてしまう。
術者が、自然な傾きか歪みかを正確に判断できているかどうか?
が鍵となりますね。
頭蓋骨の場合も、自然な傾きと絶壁や斜頭の様に、機能性を欠いた歪みとがある。
第一頭位なら、右の後頭部はやや凹むのが自然で、頸椎一番は左凸が自然
それが逆転していたら、どこかに歪みが生じている
歪みが生じているなら、体内の不調和が強い影響を及ぼしている…
という具合い
頭蓋骨だけでなく、背骨も骨盤も脚の長さも…
骨盤は本当に歪んでいるのか?
自然に傾いているだけなのか?
背骨は本当に歪んでいるのか?
本当に側湾症なのか?
単に傾いているだけなのか?
手術が本当に必要なのか?
自然な傾きは、生活習慣において、やり易い様に、より機能性を高める様に作られます。
・右利きなら、右手が使いやすいように
・農業をしているなら、農作業しやすいように
・柔道をしているなら、より安定するように
・テニスをしているなら、縦横無尽に動きやすいように
対して、歪みは体内の不調和や“過度”から生じる。
・食品添加物や化学物質による体内汚染
・アレルギー物質
・ウイルスなどの影響
・飲み過ぎ、食べ過ぎ
・過労
・動かな過ぎ
・寝不足
・寝過ぎ
など
またいつか、自然な傾きと歪みの違いを、見極めるセミナーなど
いろいろセミナーやりたいな。