抗生物質とは、特定の菌を殺菌する効果の強い薬物です。
害を及ぼしている菌に対して、ピンポイントで殺菌効果を現すかというと、そうではない。
ペニシリン系なら、ペニシリン系で殺菌できる菌全てが対象となります。
セファム系の抗生物質を服用すれば、セファム系が有効な菌、全般に殺菌効果を示します。
マクロライド系、ニューロイキン系
様々に抗生物質の種類があるのは、有効な菌と、そうでない菌、多種多様な菌に対して対応できるように、様々な抗生物質があります。
溶連菌に感染症を起こしているから、溶連菌だけ倒したい!
でも、そんな上手くはいかない。
別の有用性のある菌も、もろとも殺菌します。
これはガン細胞を殺す抗がん剤と同じですね。
ガン細胞だけを狙って殺す事は不可能です。
正常な細胞もろとも殺される覚悟で挑まないといけない。
ガン細胞を死滅させるか、その前に自分も死ぬかの二択が抗がん剤ですね。
ぼくは、抗がん剤なんて使わないという別の選択肢を選びますが。
話しを戻します。
抗生物質も悪いヤツをやっつけるけど、良いヤツをやっつける。
腸内環境を痛めつけながら、とりあえず感染症を起こしている菌もやっつける。
予後が良くない。
とても。
後遺症としては、便秘または下痢、頭痛、肩こり、腰痛、腹痛、倦怠感、やる気が出ない、ストレスを感じやすくなる、眠りが浅くなる、寝付きが悪くなる、眠りの質が低下する、抜け毛が増える、めまい、耳鳴り、蕁麻疹、鼻炎、鼻詰まり、咳
様々に出まくりですね(笑)
回復したと言えるのか?
多分、言えない。
でも、抗生物質が絶対的に必要な場合には仕方なく使うしかないですね。
必要なのか?
不要なのか?
どうしたいのか?
本人の判断が必要です。
さて、こんな時、より体に負担が少なく、より自然な方法で殺菌したい…という時に登場するのが
「ハーブ」
でしょう。
ハーブによる殺菌作用、殺菌効果、抗菌
抗生物質とは違い、対象となる「雑菌」をピンポイントで狙えるんでしょうか??
おやおや。
何だか雲行きが怪しくなりましたね(笑)
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ハーブはより自然的で、殺菌作用をもたらす効果は、抗生物質に比べると優しいです。
それでも多用し過ぎるのはあまり良くない。
このハーブで殺菌、そのハーブでも殺菌、こっちでも、あっちでも殺菌、殺菌、殺菌
ハーブで、スパイスで、アロマで、何でもかんでも殺菌しまくる…
え?そんな殺菌せないかん?(笑)
自然な物なんだから、不自然にならないように気をつけないとね。
アルコールチンキなどは、アルコールの除菌作用も相まって、より殺菌し過ぎてしまう。
またアルコールは肝臓での処理にかなりの負担をかけます。
もちろん薬効成分もです。
いくら自然派のものでも
「殺菌」は「殺菌」です。
多用し過ぎるのはオススメしません。
用途は何なの?
求める効果は何?
今それ必要?
使い過ぎてない?
これは、クスリと同様に考える必要がありますね。
そもそも「殺菌」「抗菌」が本当に必要なのか?
何故、それが必要なのか?
本当に殺菌することが、健康、健全であるのか?
ぼくたちの体を守ってくれているのは「菌」という事を忘れてはいけない。
不要な菌に侵されてしまうのは何故か?
それは、体を健全に保ってくれている「常在菌」が弱ったから
【常在菌のバリア機能が殺菌によって破壊されたから】
という事実を受け入れてください。
そして、雑菌を倒そうと
殺菌効果のある薬剤をさらに投与する…
殺菌作用のあるハーブを多用する…
おかしなループにはまり込まないよう気をつけたいですね。
抗生物質にしろ、殺菌ハーブにしろ
雑菌ともども常在菌もやっつけたなら、その後は常在菌を元に戻すよう努めてください。
乳酸菌やビフィズス菌、酪酸菌など善玉菌を育てるように!
サプリを使うのも一つの手です。
(こういう時にユーグレナがオススメです→リンク先を参照)
無農薬の野菜を食べる
無農薬無添加のお漬物を食べる
発酵食品を食べる(甘いものは注意)
簡単に言うと腸内美化なのですが、腸内環境の整美はまあまあ複雑です。
もし、カビに侵されていたら、発酵食品を摂取する事でさらに悪化してしまう(SIBOなど)ので…
(→SIBOについての記事)
(→カビについての記事)
素人判断では不安だ
難しい…ややこしい…
という方には
栄養指導、腸内環境整美、健康相談、症状相談などもオンラインで行っていますのでご利用ください。