記事のタイトルを見て、このアレルギーを発症してしまったら大変だ…。
と思った方もいると思います。
『米アレルギー』
実は意外と多いアレルギーの様です。
日本人のソウルフードとも言うべき米
以前からぼくが発信している「グルテン・カゼイン・ファスティング」
日本人なら、特に問題なくできるアレルギー除去、健康法ですが
米アレルギーを発症しているとしたら、厄介極まりないですね…。
米アレルギーについては、以前に少しだけ触れている記事もあります。
→参考記事
参照してほしい記事にも画像を添付していますが
米に対してのアレルギーが強烈。
大腸の病気を患っている20代の男性の場合、小麦乳製品を抜いても腹痛や下痢、頭痛などの症状が治らず
体重は40キロを切ろうとしていた頃
IgG抗体検査で、あらゆる食品に対して、非常に強い抗体反応を示していました。
その中でも「米」に対してのアレルギー反応が最も強く出ていました。
米をはじめ、アレルギー食品を全て除去
食べられるのは「肉」だけ…
の生活を1週間前後続けると、体重がみるみる増えていきました。
他にも、胃の不快感、頭痛、呼吸困難による不安などを訴えていた20代の女性にも同じく抗体を調べて貰うと
同様に「米」に対してのアレルギーを発症していました。
これを除去。
胃の不調も元に戻りつつ、不安や頭痛などの症状も寛解しつつあります。
IgG抗体検査は自由診療なので、とても高価です。
品目数が多ければ多いほど、金額が高くなってしまいますが
『食べてはいけない物を気付かず食べ続ける』ことを考えると
あまりに体調不良が続くなら、検査した方が良いと思いますね。
本来なら、血液中の70%を占めるIgG抗体検査にこそ保険適応すべきなのですが、YouTubeでの発信や前回の記事でも書いた様に社会を揺るがすので、できないんですよね。
全く、根底から歪められた国だこと…。
米、小麦、大豆、トウモロコシ、ジャガイモ、トマト、卵、牛乳
現代人の食生活において、とても身近な食材は、ほとんどアレルギー反応の示している事が多い。
では、一番大事な点について考えよう。
『何故、こんなにもアレルギーが多くなっているのか?』
それには、カビ菌・真菌が大きく関連すること。
農薬や食品添加物、抗生物質、ワクチン
これらが大きく関わっている。
では、今回の記事のタイトルである
「米アレルギー」について
原因を知ってみよう。
まず、アレルギーの基本からおさらい。
アレルギーの発症は
「噛まない」
「ストレス」
から始まる
【消化不良】が一番の要因。
そして、消化不良を起こすと、必要な栄養を確保できない為
「栄養不足」→「消化酵素減少」
が起こり
結果、【消化不良】がまた起こる。
もうひとつの要因が
【未消化タンパク質】です。
タンパク質は、十分な消化を経て「アミノ酸」という1番小さな分子構造まで分解され、初めて吸収されます。
単純に、タンパク質はアミノ酸にまで分解しないと吸収されません。
消化をまぬがれ、タンパク質構造を保った「未消化タンパク質」が腸内に入る事と、体内の危険物質として認識されます。
タンパク質とは、肉などの構造物の他に、ホルモンや酵素という化学物質としての役割りもあり
[体外から入ってくる化学作用を持つモノ]=『未消化タンパク質』は、危険物質として認識されてしまいます。
まとめると単純。
【タンパク質】×【消化不良】=アレルギー
という単純式が成り立ちます。
米は、小麦までとはいきませんが少量のタンパク質も含みます。
このタンパク質に、農薬が混ざり合う事で、『異常タンパク』へと変化してしまう。
米アレルギーのひとつの原因は
『農薬』です!
農薬により変化した異常タンパクは、消化さらにないのに加えて、消化うんぬん以前に、そもそも異常物質なのでアレルギー物質として認識されやすい。
では、もうひとつの原因
これは『品種改良…いや改悪』です。
「冷めても美味しい!」
「甘くてもちもち!」
「しっとり粘り気があって柔らかい!」
コシヒカリを代表とする遺伝子操作された米ですね。
昔ながらのサラッとした、ある程度の硬さを持った米とは違い
「冷めても美味しい」
「甘くてもちもち」
「粘り気があって柔らか」
という「もち米」の様な米が主流の現代。
ぼくが小さい頃、実家で作っていた米はササニシキでした。
他にはヒノヒカリとか言ってたかな…。
いつの頃からか、コシヒカリというブランド米が出始めました。
「もちもちで粘り気あって甘くて美味しい!」
でも、コシヒカリは病気に弱く、作るのが大変!
だからちょっとお高め。
でも美味しいから、コシヒカリが良いよね!
となっていた。
しばらくして、コシヒカリはどこ行っても食べられるようになっていましたね。
ファミレスでも、コンビニ弁当やコンビニおにぎりですらコシヒカリ…
病気に弱くて栽培が難しいとされていたコシヒカリは、農薬の力を借りてどんどんマーケットを占領していきます。
つまり米アレルギーも、人間の強欲によって作られたアレルギーという事ですね。
餅は祝い事などの時にしか食べない特別な食べ物でした。
もち米には、アミロペクチンという糖質が含まれ、このアミロペクチンが米のタンパク質を強く包み込みます。
なので、消化負担になりがち。
ですから、昔から日本人はもち米ではなく、うるち米品種を主食に。
餅は祝い事の時だけ。
という食習慣でした。
コシヒカリはアミロペクチンの量が多い為、もちもち粘り気が強く甘味の強い米。
昔からよく食べられていたササニシキは、アミロペクチンよりも、アミロースという糖質なので、サラッとしたお米。
アミロペクチンとアミロースの構造の違いは、下の画像を見てね。
アミロペクチンの複雑構造が、ガッチリとタンパク質を包み込みます。
なので、米アレルギーの人は、粘り気のあるコシヒカリや、お餅を食べると強いアレルギー反応を示します。
米アレルギーの人でもある程度、安心、リスクが少なくなるのは、ササニシキや無農薬米、自然栽培米となります。
まとめ
【消化不良】×【農薬】×【遺伝子操作(品種改悪)】=【現代病】・【アレルギー】
という式です。
お米を食べると…
・何となくお腹が張る
・喉が詰まる感じがする
・体が重たくなる
・頭痛がする
・強い眠気に襲われる
などの症状がある人は、米アレルギーの可能性が高いですね。
アレルギーでなくても消化に大きなエネルギーを要する「玄米」を食べると、大ダメージを喰らう場合もあります。
消化力に自信のない方
・筋肉がない
・筋力が弱い
・運動習慣がない
・貧血である
・胃腸が弱い
・ストレスに弱い
など、当てはまる場合には、玄米食はやめましょう。
玄米は残留農薬も多くなるので、より生産者さんの信頼度が求められます。
スーパーや○協にある米で玄米食とか病気まっしぐらですからホントにやめて。
ちなみにぼくは、今は日本米よりジャスミンライス(タイ米)かバスマティライス(インド米)が主流です。
そもそも糖質が少なめだし
鍋で煮て、煮汁を捨てるので、さらに糖質オフ。
米アレルギーの人には
ササニシキ、またはジャスミンライスやバスマティライスが良いかもね。
では、また次回。