前回に引き続き、アレルギーについて。
アレルギーには免疫抗体が関わってきます。
免疫抗体とは、不審な侵入者に対して反応するものですね。
簡単に考えて、ミサイルと思って貰えるといいと思います。
このミサイルは
IgA , IgD , IgE , IgG , IgM
と、5種類のミサイルがあります。
それぞれ使い道というか、放つ対象が違います。
IgDとIgMは、感染に対しての初期反応やその他の免疫抗体の産生に関与したりします。
普段、病院で診られるアレルギーの反応は、IgA , IgE 抗体です。
粘膜の異変に反応したり、ヒスタミンの分泌に関与しています。
ヒスタミンの分泌が多くなると、蕁麻疹が出たり、喘息を起こしたり、くしゃみ、鼻水など、いわゆるアレルギー症状を発症します。
このヒスタミンを悪者にしがちですが、ヒスタミンも必要な神経伝達物質です。
覚醒状態の維持、記憶学習能力などの生理機能の促進、食行動の抑制、オキシトシン分泌などに関与します。
ここまで挙げてきた4ツの抗体は全部合わせても血液中には、20%程しか存在しません。
残るIgG抗体が最も多く、70%以上も存在します。
このIgG抗体は、体内に入ってくる物質に対して常に目を光らせています。
IgGは、蓄積型、遅延型アレルギー抗体とも言われ
文字通り、少しずつ蓄積する危険物(アレルゲン)に対して反応を強化してきます。
その反応は、即時型のアレルギーとは異なり、遅れてやってくる反応なので、何がアレルゲンなのか?が見落とされやすい。
しかし、抗体反応は蓄積され、日毎に症状は強くなっていきます。
血液中に最も多く存在するIgGは、保険診療では診られません。
何故なら、これを一般的に見れる様にしてしまうと、日本の食品流通、輸入、など社会的にヤバい事になるからです。
まず、給食がダメになります。
今まで完全栄養食とされて来た牛乳神話も破壊されます。
好き嫌いせず、何でも食べましょうというしつけも否定されてしまいます。
食品添加物という毒物質が常に体に入る事で、IgG抗体は、過剰な働きを余儀なくされる。
現代の日本の食文化を鑑定から否定する事になるので、IgGは保険適応外で表に出してはいけないのです。
それでも、蓄積型、遅延型アレルギーで悩む方は、ここ数年で激増している様に感じます。
現在、病院や整骨院、整体、ヒーリングなどを利用しないといけない人の症状は、ほとんどがアレルギーではないかと、ぼくは考えています。
腸内環境の悪化
それを受け継ぐこどもたち
そのまた子孫
マイクロバイオータは先祖から受け継がれる人間の強さの根元
それが今や消毒や抗生剤、食品添加物などのヤク剤でボロボロにされています。
ボロボロなマイクロバイオータが継承されていく
それが元で、蓄積型、遅延型のアレルギーが過剰に働き過ぎる
これからも年々、アレルギーは増えるでしょう。
これは蓄積型アレルギー反応の検査表です。
バーが長ければ長いほど、アレルギー反応が強いというものです。
特徴として、肉に対してはほとんど反応は見られないものの、果実や野菜、穀物にはアレルギー反応が強く発現しています。
この子の場合、もはや食べれるものがほとんどない状況です。
何をしても改善しなかった症状が、アレルギーとなる食品を抜くと、嘘の様に改善していきます。
驚かされるポイントは、小麦、乳製品だけでなく、日本人の魂とも言うべき「米」に強烈なアレルギー反応を示している点です。
米アレルギーの方は、実はとても多い!
これは驚きでした。
ぼくは調子悪いならとにかく、小麦乳製品を完全カットしてみて!
と言っていましたが、それに「米」や「大豆」も抜いてみて!
と言わなければいけない…と、感じています。
「何食べたら良いだよ!」
と反発の声が高まりますが
仕方ない…
アレルギー物質ですから、食べたらおかしくなりますもんね。
でも、共通するのは、牛豚鶏などの肉にはほとんどの人はアレルギー反応を見せていません。
牛豚鶏の殺処分や火災などが相次ぐのは、コオロギを食べさせたいのか、それともアレルギーを出さない食品を無くして、病院通いを増やしたいのか
そんなふうに考えてしまう…。
とにかく体調が悪く、情緒不安定な状態が続くなら
小麦乳製品、米、大豆カットを2〜3週間してみることをオススメします。