脳は老化する。
体も老化するが、脳の老化の方が深刻度、リスクが高い。
皆さんが一般的に、脳の老化現象で最も重要視されているのは「物忘れ」だと思います。
それもそうなのですが
「物忘れ」は脳の老化の副産物であり、脳の老化が起きているから物忘れが現れる。
物忘れより先に脳の老化は、もう少し分かりづらい形で現れます。
では、脳の老化が始まっているかも…!?
という、脳の老化の三兆候を見ていきましょう。
① 変化やいつもと違う物事を受け入れられない
② 我慢がきかない
③ 拘りが強くなる
これらが三兆候です。
①②③と順番はあまり気にしないで
どれかがあれば、脳は老化しているということです。
もちろん3つともであれば、より老化は進んでいて、物忘れ、記憶障害、不眠などから、アルツハイマーなどの病変にも発展しやすくなる。
ちなみに「記憶障害」とありますが
脳の酸欠やストレス過多により、短期記憶の障害が起こりやすくなります。
脳の酸欠も脳の老化に繋がる大きな要因ですので、気を付けたいですね。
脳酸欠、脳貧血は、そもそもの貧血が大きな要因。
またはマスク生活も、その引き金になりますね。
では順に解説して参ります。
【変化やいつもと違う物事を受け入れられない】
日常のルーティンとは異なる出来事、スケジュールがやってくると、途端に感情的になる。
つまり「変化」を受け入れられないようなっているんですね。
変化は、脳の刺激、発達に繋がるので、積極的な方が脳は活発に働きます。
しかし、それを拒むということは、脳は変化に対しての危険信号を出している状態です。
脳は常に危険か安全かを判断し、危険に対してデリケートに反応します。
その危険信号のレベルがかなり低いものでも反応するということは、それだけキャパオーバーであることを示しています。
がんばって「変化」を受け入れ「臨機応変」を取り戻しましょう。
【我慢がきかない】
このフレーズだけ見ると、まるでこどもの様ですね。
オヤジギャグを言ってしまうのは、歳を取ると我慢がきかなくなるからだ!
と言う話しがあるのですが、まさにそうですね(笑)
理性的な脳の働きを欠くと我慢できなくなります。
「欲求を抑える」「自制心を保つ」「理性的な行動を選択する」
これは大脳皮質、前頭葉というところで管理されていますが、それがゆるんでくる…。
人との関わり、社会との関わりを持つ様にしてみましょう。
人間関係は、上下ではなく、お互いを尊重し合う関わりが良いですね。
夫婦の上下関係
親とこどもの上下関係
利用者とヘルパーさんなどサービスを受ける側とする側の上下関係などではなく
対等の関係性が好ましいです。
【拘りが強くなる】
時間や空間、持ち物、スケジュール、何に対しても、譲れなくなる。
分かりやすい例でいくと
「道順を変えない」
遠回りだろうが、道が混んでいようが、道順を変えない!
「病院に行くのは絶対に○曜日の○○時」
何があろうと、決めた時間しか行かない!
今週、いつものこの時間が予約できないなら、来週、再来週に先延ばししてでも、この時間!!
など
何がどうあっても
この時間!
○○曜日!
この場所!
拘りが強いのは発達障害の特徴でもある様に、脳の老化現象のひとつでも見られます。
脳をはじめとする中枢神経の細胞は、一度損傷すると、二度と修復されません。
その代わり、壊れた細胞に変わって新しい細胞が別の経路を新しく繋いでいきます。
神経細胞の新陳代謝がうまくいかない、老化していると、元に戻らない。
ですから、「なる前に未然に防いでおく」
つまり『予防』が必須なんです。
筋肉や内臓は修復されますが、脳や神経は修復されません。(一部内臓も含まれる)
予防しておかなければ終わりなんです。
様々な脳の老化の兆候がありましたが
予防策として一番シンプルなのは
「疲れた…」
と感じたらケアをする。
というのをおすすめします。
常に良い状態をキープしておく。
その為のウツロイの施術です。
脳と内臓・体内のリカバリー
疲れが溜まってるな〜と感じたら、受けてみてください。