たしかにクスリ、薬草は効く。
同じく毒成分、毒草も効くのと同じで、たしかに効く。
その薬効によって改善される症状はたしかにある。
でも、それを「治った」と勘違いしないようにしなければならない。
一時的におさまった…というのが正しいだろう。
クスリの説明にも問題がある
例を挙げると
逆流性食道炎を患っている際に処方される、胃酸を抑えるクスリに関して言うと
「逆流性食道炎を緩和させる」ではなく、正しくは、「逆流性食道炎の“症状を一部”緩和させる」
さらに、緩和させるものであって、改善、回復させるものではない…ということも付け加えたい。
これは、クスリであろうと、漢方であろうと、薬草、ハーブであろうと同じことです。
胃酸を抑えた先には、必ず消化不良という副作用がある事も忘れてはいけない。
では、クスリを使わずに逆流性食道炎を治すにはどうすればいいか?
簡単です。
食習慣を変えれば良いだけです。
前回のブログでも書いたように、医者もクスリも自然療法家も、誰も他人を治すことはできないのです。
治すのではなく、治る。
自分の身体に本来備わっている、自己修復システムが、身体を治すので、勝手に治るんです。
クスリや薬草は、その自己修復システムに横槍を入れて、少し方向性を変えたに過ぎない。
ですから、頼り過ぎると、本来の健康からどんどん、どんどん、どんどんと遠退いていく。
心筋梗塞、脳卒中、糖尿病、がん、高血圧、高脂血症、などなど「生活習慣病」というジャンルに属している病気と、そうではない病気がありますが、正しくは99%の病気が生活習慣病である。
1番の薬は、食習慣、バランスのとれた栄養、運動習慣、精神の安定など、生活習慣の改善が最強の薬。
「朝はパンをトースターで焼いて食べるのが当たり前さ。」
という常識を全世界に広めた、トーマス・エジソン。
電力会社は、よりたくさんの人々に電気を使ってもらい、収益を上げたいと考えた
エジソンは、その要望に応える発明をした。
それがトースター。
トースターがあれば、冷めたパンが焼き立てのように美味しく食べられる!
これなら食欲が湧かない、朝からでもみんなパンを焼いて食べるはずだ!
エジソンは素晴らしい発明家だ!
という肩書きも付け加えることで、トースターは大当たり!
それまで人々は朝ごはんという習慣があまりなかったが、トースターができた事から全世界の人が、朝からパンを焼いて食べるようになった。
電力会社は莫大な利益を得る事になる。
ここで、朝ごはんの習慣が癖づけられる。
朝ごはんは電力会社の売上げの為に作られた習慣である事を頭に置いておきながら、次に自律神経のバランスの話しをしよう。
自律神経は副交感神経と交感神経のバランスで成り立つ、人間の生命維持システムの大きな役割りをになっている。
副交感神経は心身のリラックス時に働く。
また主に消化器系の働きを活性する。
食べ物が口に入ると、消化器系を活性していく。
80〜90%が副交感神経の優位性が保たれることが通常であり、健康な状態。
次に交感神経は心身の緊張、筋肉の活動、心拍、血圧など心肺機能系の活性に繋がる。
また、危険から身を回避することと闘うことの逃走闘争反射が交感神経の代表的な作用。
副交感神経は昼以降から優位性を高める。
交感神経は、これから活動するぞ!という午前中に優位性を高める。
食事をする際は、消化器系を活性する副交感神経が働き、活動時には交感神経が優位性を持つ。
つまり。
朝、目が覚めてこれから活動するぞ!
勉強しよう!仕事がんばろう!
という時間帯に、ごはんを食べる…となると、心肺機能活性よりも消化器系活性にシフトチェンジしなければならない。
朝ごはんの習慣は電力会社の売上げの為
しかし、本来の健康的な生活においては、電力会社の売上げよりも大事なものがある。
現代人の自律神経失調症の大きな要因ひとつは、朝ごはんという食習慣にあると言っても過言ではない。
また、現代人の場合、ほとんど運動をしない。
カロリー消費をしない。
だから1日三食も食べることはカロリーの大幅な過剰摂取と、内臓の負担にしかならない。
現代の世にある常識は、ほとんどが金の流通の為に作られた、一部の企業や組織にとって都合のいいマーケティングである。
そこに運良く健康を害することが付随する事で、これもまた医療と保険会社が儲かる。
だから、非常識を正そうとするものは少なくなっていき、非常識が常識にすり替わる。
99%の病気は生活習慣病。
その多くは、常識によって作られた病気なのです。
如何にして健康を取り戻すか?
それは、常識に囚われずに、勇気を持って非常識になる事で、健康を取り戻す事ができるのです。
クスリはたしかに必要な時もある。
でも、本当に必要なのは、食習慣をはじめとする「生活習慣の改善」です。