頭痛とともに、ウツロイにご相談が多いのが、「めまい」です。
めまいも様々な原因がありひとつに絞ることはできません。
よく耳鼻科で言われるのが
・耳石の異常
・三半規管
・メニエル
何故、めまいで耳鼻科に受診するのかと言うと、耳は前庭と言って、体の平衡バランスを司る器官があるからですね。
その前庭神経が、半規管を制御する。
半規管には、リンパ液が入っており、そのリンパ液の傾きで平衡バランスを取る。
もし仮に、内耳炎などでリンパが腫れる、またはリンパ液が炎症によって増え過ぎると、リンパ液の傾きが感知できずに、回転性のめまいやフワフワしためまいを起こす。
もし、回転性のめまいがあり、首の痛みや肩の痛みを伴って、痛みのある側を下にしないと眠れぬないという状態が揃うと「メニエル」です。
この場合、炎症が関係しているので、抗生剤やステロイドを処方されますね。
単に内耳炎なのか、特殊なダニなどの感染による「ライム病」なのか、判断しなければいけませんね。
単なる炎症によるものであれば、ステロイドを飲むとすぐに改善します。
感染の場合は抗生剤。
間違っていれば、いつまで経ってもめまいは治らず、長い期間悩まされます。
お門違いのクスリであれば、害にしかならないので、3日服用しても治らないなら、即刻服用を中止すべき。
めまいや耳鳴りは、言わば、脳神経系のエラーなので、それが長い期間続くと、様々な神経系のシステムにシステムエラーが起きてきます。
ですから、これは早めに整えなければ、派生した症状が多発するので厄介です。
まず、ご自身で確認したいのが
・耳鳴りはあるか?
・目を閉じるとふらつくか?
・頭痛があるか?
・目がやたらと疲れやすい?
・目の焦点が合っていない気がする?
・めまいの前に発熱はあったか?
・耳の中に痛みはあるか?
・顎関節症はないか?
などです。
体の平衡バランスは、耳だけで取るのではなく、目と顎、足裏などの感覚器、知覚神経も関係します。
耳だけでなく、眼や顎、頭蓋骨の状態、足腰の状態も確認する必要があります。
ですから、めまいがあれば、まず自分の状態を確認し、真っ先にクスリではなく、状態を適切に観察、アプローチできる整体などを利用するのはどうでしょうか。
他にめまいに似た、頭や体のフラつき、フワフワした感じ、があります。
消化器系の問題
血糖値の急変化
などです。
ようは、食べ過ぎていないか?
血糖値のコントロールが上手くいっているか?
です。
例えば、ストレス過多の時は、血糖値が上昇傾向にありますので、その時に甘いものを摂り過ぎると、血糖値が急激な上昇を起こしてしまいます。
血糖値の急上昇に対して、反射的に血糖値の急下降を起こします。
食後低血糖というヤツです。
これでフワフワしたり、フラつきます。
これをめまいと勘違いして、耳鼻科でステロイドを処方されると最悪です。
何故かと言うと、ステロイドとは副腎から分泌されるストレスホルモンで、血糖値を上昇させるホルモンだからでふ。
食後低血糖は、低血糖なのではなくて、高血糖だから起こる症状です。
ステロイドによって、さらに血糖値を上昇させる要因が多くなると、病状は悪化…というより別の病気へと発展してしまいますね。
正しくめまいを検知する事ができているか?
それに対して正しく処置できているか?
多角的に要因を考える事が重要だと思います。
数値や静止画像では見えないモノの方が多い。
この他にも、めまいが起こる要因はありますので、めまいでお困りの方は、一度ご相談に来られてみてはいかがでしょうか?