男性のクスリの常飲や食事の不摂生は、不妊に関係ないと言われている事があるそうですが、そんな都合のいい話しはありません。
男性が原因となる不妊は、実に60%を超えています。
その理由は、喫煙率や仕事でのストレスもありますが、何より自分自身の健康や女性の心身の健康に、無関心、無頓着な事が1番の理由だとぼくは思います。
こどもを身籠るのは女性です。
が。ホルモンバランスや生殖器の病変などのリスクがあるのは女性だけではありません。
ホルモンバランスも当然の事ながら男性にもあります。
生殖器も同じ。
体調に大きく現れる子宮の病変とは違い、男性の場合は体感やハッキリとした病気は起こりにくい。
でも、精子の奇形があり、大きな不妊の大きな理由になります。
奇形精子は卵子に辿り着くまでに息絶えます。
もし仮に卵子と結びついても、奇形は奇形。
リスクがないと思いますか？
ぼくは、妊活をするなら、絶対に夫婦揃ってが良いと思います。
片方だけが自分の健康を気にかけていても、相手が全く無頓着なら努力が無駄になります。
仕事柄、いろんな夫婦の話しを聞きますが、妊活を頑張っているのは奥さんだけで、夫は無頓着、喫煙、暴飲暴食、クスリの乱用などをよく聞きます。
だいたいそういう場合、発達障害や知的障害など先天的なリスクを背負ったお子さんになると、離婚している事が多い。
または、子育てや家庭環境に関して無関心。
そんな話しを聞いていると、物すごく虚しく、時に憤りを感じます。
妊活は夫婦セットを基本に考えてほしい。
世間もそうあるべき。
女性をターゲットにしている製薬業界や病院が変わらないといけないと思う。
男性がもっと高い意識を持てるように、たくさんの妊活をやっている院やサロンが声をあげていかないとね。