· 

浮腫みをほったらかしにしてはダメ



 『浮腫みは体質悪化の根悪である。』

今回のテーマです。


浮腫み・むくみは、見た目や体の外側の問題ではなく、体内の大問題です。

前回も浮腫みは炎症だと書きました。
体内の全体的な炎症、特に血管組織に大きな影響を与えています。


その原因となるものが、砂糖と牛乳や乳製品、マーガリンなどによる「食害」です。



 砂糖は、タンパク質組織の分解を引き起こし、浮腫みます。
簡単に言うと「溶ける」みたいなもんです。
火を入れる前の肉に前もって砂糖をかけておく事で、肉の組織が分解し、溶けて柔らかくプリプリになる…という調理法があります。

人間も同じって事ですね。






 動物が分解できない脂肪酸「トランス脂肪酸」の代表として挙げられる、マーガリンやショートニング。


市販のパンには100%と言っていい程含まれています。(海外では全面的に禁止されていますが、日本では平気で使われています)


また、牛乳やヨーグルト、チーズ、生クリームなどの乳製品は、リンパと血管にプラークを形成し、血管内の炎症を起こし浮腫みを作ります。



 *乳酸菌を摂りたいなら、味噌汁、漬け物などから摂りましょう。
我々は日本人です。ブルガリア人もなく、欧米人でもない。





動脈で病変が起れば
高コレステロール、高脂血症、動脈硬化、高血圧、心筋梗塞など。

静脈に影響を及ぼすと静脈瘤ですね。


血圧は自律神経でコントロールできますが、プラークの沈着は、自分自身の食事のコントロールのみです。



どちらにも言える事は
クスリで治ると思わないこと。
クスリで治そうとしないこと。
治りませんから。

治す方法はただひとつ!
食のコントロールと運動のみです!






 前の記事でも書きましたが
浮腫みがある。= 全身の炎症状態です。


循環器系、神経系の不具合がいつ起きてもおかしくない状況という事です。


例えば、神経にも浮腫みが起こるのですが、それが神経痛や痺れなどになります。



 神経の構造は、電線と同じで…というより、電線が神経構造と同じって事ですね。

何本もの細い神経繊維が束になり、その束が、また何本かの束になって一本の神経のコードを作ります。

神経束は脂肪組織で出来た「管内」の中に納められ、その中と周りには、動脈、毛細血管、静脈が張り巡らされます。


つまり、神経と言っても、神経だけではなく血管も中に入っている…という事です。




 神経コード内の圧力の高さは、1番強い組織である「動脈」が1番圧力が高いのが理想で、その後は下記の様な順で、圧力が高いもの、圧力への抵抗力が強いもの、の順番になる。


圧力が高く、圧力への抵抗力が高い

 ↑① 動脈
 ↑② 毛細血管
 ↓③ 静脈
 ↓④ 管内組織


動脈や毛細血管は、栄養と酸素供給。
静脈は排泄に使われます。

ここで意識したいのが、「静脈」と「排泄」です。

古いものの排泄がきれいにできないと、新しい栄養と酸素が入って来れないということ。


何が言いたいかというと、浮腫みが起きて、静脈が圧迫されると、排泄できないし、供給もできない。
イコール、機能しなくなるし、代謝できないよ、という事です。






 まとめ。

浮腫みがある=機能性を失い、代謝できない。

代謝できないから、新しく組織を作り直す事もできないので、細胞が壊れる速度の方が速くなるので、全身の内、外、関わらず炎症が溜まっている状態になる。


浮腫みがあると、体質の改善や向上を図ることは難しく、浮腫みを完全に取り除くことが、体質の改善と向上の重要ポイントである。





 自然整体でできることは!?

自然整体は、自律神経を落ち着かせること、呼吸を深く安定させることで、神経や内臓の機能性を改善させます。

呼吸が深くなる…ということは、横隔膜の動きが活発になり、内臓や体内組織に圧力をかけ、循環が改善されます。

圧力がかかることで、浮腫みが解消されていき、体質の改善を促す。


という具合いに、体質が良くなっていきます。





 また、難しい話しをタラタラ書いてしまいましたが、こんな事を考えながら施術をしております。
原因不明、手術回避、体質改善など、なんなりとご相談くださいね。




では、また。









ブログのトップへ戻る