ぼくが自然整体を通して伝えたいことは
「クスリで病態を治そうとしないこと」
基本的にコレです。
感染や薬が必須な場合は除くとして、基本的にクスリで病態を改善させようと考えない事です。
クスリは、一時的、対処的が基本。
西洋薬にしろ、ハーブや漢方もそうです。
効果は一時的であり、同じものを使い続ける事はNGです。
クスリもハーブも漢方も、薬効成分により体の状態に変化を促されます。
飲んだ後から徐々に薬効が作用するもの、即効で作用するもの、差はあれど、作用により体の状態が変化します。
体は、その変化に対して様々な対応をします。
反発であったり、そっちがそうなら、こっちはこうするべきだね…という対応をします。
飲み始めて2〜3日で体の状態は変わります。
飲む前より、対応を大きく変化させて、今現在の状態を作ります。
つまり、「病態は変化した」という事になります。
以前の病態とは、全く違う状態を作り出している。という事です。
クスリを飲む以前の状態と変化しているのに、変化する前に有効だったモノは、今の段階ではそぐわないモノになっています。
つまり、"同じ薬効作用の持つモノ"を摂り続けると、体は元の状態から、どんどん遠退いていく。
果たして、それは「治っている」のか?
いいえ。
治っているのではなくて、「変わってしまう」のです。
もう少し分かりやすい例を出すとすればこうです。
例)めまいと耳鳴りで耳鼻科を受診。
内耳のリンパ炎が原因だとされ、ステロイドを処方された。
→ステロイドを飲んだ。
→炎症が治る。
→それでも飲みつづけた。
→ステロイドの影響で血糖値が高値になる。
→高ストレスな心身の状態へと変化。
→体は血糖値を下げる作用を起こし、低血糖を起こす。
→低血糖によるめまいが起きた。
→同じステロイドを服用した。
→ステロイドの影響で高血糖になる。
→体は血糖値を急激に下げ、低血糖に。
→低血糖によるめまいが起きる。
→ステロイドを飲む。
終わりがない。
病態、病気が治るというのは、元の状態、本来の健康的な機能が整った体へと戻る事が、治るという事です。
クスリやハーブ、漢方を2〜4日毎に状態に合わせ、異なるモノに飲み変え、徐々に元に戻していくのなら良いと思いますが
同じ作用、同じモノをずっと飲み続けることは
そのクスリやハーブ、漢方によって、体の状態を何とかしている状態に作り替えられている。という事なんです。
(体の状態を維持する為に、クスリが手放せないという事。)
ですから、最終的には、クスリをやめても健康を維持できる状態に戻らなければ、本当の意味で治ったことにはならない。
ガンにしろ、高血圧にしろ、糖尿にしろ、ほとんどの慢性症や生活習慣病というものは、その名の通り、生活習慣によって産まれる病態です。
病気を治すのではなくて
生活習慣を治すのが正しいですね。
生活習慣を治さなければ、病気は治らないという事ですね。
生活習慣を治すのに、必要なのはクスリでしょうか?
必要ありません。
下手にクスリなんかがあるが為に、本来の正すべき目的がズレてしまっています。
だから、クスリで病気を治そうとしてはいけないんです。
ウツロイでは、どうすれば体の状態が整いやすいか、を検査し見つけ、整体で整えられるものは整えます。(自律神経や呼吸、内臓の異常、骨格的な問題など)
整体の範疇を超える、生活習慣に対しては、どのように過ごせば、心身の状態が整いやすいかをアドバイスします。
クスリが必要な状態なんて、ほとんど無いと思います。
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