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あごのズレは全身をみなければいけない



 あごのズレ、顎関節症、噛み合わせの変化、などの"顎に関する問題"は、頭蓋骨だけで解決しようとするとダメ。



下顎(下顎骨)は、全身の最終的なバランスを取る振り子のようなモノです。
あごがズレているからと言って、顎関節だけ、頭蓋骨だけを狙う施術は好ましくありません。


あごだけの調整は、顎関節や首などを痛める可能性があり、全身のバランスが崩れ、二次被害を引き起こします。



 全身のバランスや姿勢が崩れるのは、骨盤が歪んでいるから、全身が歪む、バランスが崩る…といわれますが、実はそうではありません。
結果として、骨盤は傾くかも知れませんが、骨盤がいきなり歪んでしまうというのは、事故や大怪我などがない限りあり得ない。

 

骨盤も姿勢も、全体的な体の重心バランスなどに合わせ、都合の良いように傾きを作ります。
それは、「歪み」と勘違いされますが、バランスを取るための都合の良い補正作用の傾きか、真の歪みかをきちんと鑑別しなければいけません。

 

 

 

左右非対称のものを、なんでもかんでも「歪み」と考えていてはいけない。

そもそも人間も動物も、左右非対称の運動をしますし、構造も左右非対称に造られています。

きちっと左右対称、シンメトリーにする必要性がありませんし、そうする事自体が間違いです。

 

 



 あごや姿勢の歪みをきちんと鑑別し、正しく整えるには、他の部位の調整も必要不可欠です。


特にウツロイがターゲットとするのは

 
 *足・歩行の問題
 *目の機能の問題(視力や乱視、眼球運動などの視機能)
 *頚椎〜肩甲帯の問題


などです。



これらをほったらかしにして、あごのズレ、顎関節症は整えられないでしょう。


 例えば、足の問題があれば、姿勢全体のバランスが崩れた状態で生活することになるのですが
それを無理して、あごでなんとかバランスを保とうとしていた場合、あごにだけ施術を加えると、曲がりなりにもバランスをとっていた均衡が崩れ、一気に全身に不具合が起きてしまいます。




頭蓋骨やあごの施術は、そこだけで完結しません。
必ず、全身を把握した上で施術しなければいけませんので、施術を受ける側の人は、頭や顔だけの施術で終わるような整体には注意してくださいね。











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