整体というと、骨盤や背骨など骨格の歪み、姿勢の歪みを整える、矯正する、というのが一般的なイメージでしょう。
ウツロイに来られるクライアントさんからも、よく聞くセリフ
「他の整体で、骨盤が歪んでるって言われたんですよね。」
「足の長さが違うって言われたんです!」
でも、それって本当に歪みでしょうか?
実は歪みではなく、体に備わった都合の良い傾きなのです。
傾きがある、左右非対称だからこそ、都合良く体が機能する。
機能性が備わった体の構造を、「歪み」だと判断すると、終わりのない施術になる…どころか、体を壊す施術になりかねない。
例えば、自転車のクランクペダルはどうして、左右対称の向きではなく、左右非対称の向きに付けられているのでしょう?
その方が効率的良く、ペダルを漕ぐ事ができ、車輪に持続的に大きな力を加えられるからですね。
それが、もし左右対称の向きにペダルを付けられていたら、漕げるけど、非効率ですよね。
持続的に漕げないし、力を効率良く伝える事ができない。
文房具の「ハサミ」って左右対称に作られているでしょうか?
違いますね。
左右非対称だから、紙などを切る事ができます。
コンパスも、片足は針で台の上に固定されます。
もう片足は鉛筆が付いていて、円や弧をかく。
それが、固定する側も可動する側も関係ない、左右対称にされると、全く機能的ではない、コンパスとしては使い物にならないモノになります。
人間の足も、片足は安定側、もう片足は可動側となっており、左右で長さが異なります。
骨自体の長さは同じでも、骨盤や股関節などの関節の位置をずらしたり、傾きを付けて、足の長さを左右非対称にしています。
これは、歪みではなく、都合の良い傾き
つまり、元々備わった機能的構造という事です。
本当の歪みと、そうでないものを見極めなければ施術や治療とは言えない…。破壊になります。
動画では、超簡単に話ししてますが。
ウツロイでは、歪みに対しての施術よりも、内臓など体の機能性に関する面に対しての施術をしています。
機能性が整えば、見た目に歪みっぽいものも、勝手に綺麗になってしまいます。
セルフケアも、筋骨格などに対するものよりも、機能性を重視した、呼吸、運動、内臓、栄養などに関してアドバイスをしています。
体が歪んでいると感じる方や、何回施術に通っても「歪んでいる」と言われ続ける方に、ぜひ受けてほしい自然整体と、常識に囚われない、本当に必要で効果的なセルフケアアドバイス。
気になる方のお越しをお待ちしております。
六月からは通常通りの営業スタイルに戻す予定です。
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