頭痛は頭痛でも、原因によって様々。
症状は同じようなものでも、原因によって、治療方法は異なります。
それぞれの異なる原因に対して、それぞれ適切な処置を施せば、症状(この場合、頭痛ですね)は治ります。
しかし、適切でない間違った方法やお門違いの処置を施せば、何の効果もないか、もしくは悪化するかのどちらかです。
多いのは、悪化する方です。
大抵の場合、原因に対しての施術ではない場合、別の箇所に不要な刺激や負担をかけるからです。
ですから、頭痛でも肩こりでも、原因を見極め、適切な処置をすることが超重要。
もみほぐしやマッサージなどの筋肉に対しての施術は、使い方を間違えると組織の損傷を起こし(揉み返しなど)てしまいます。
原因を適切に処置できるなら、方法はぶっちゃけなんだっていいのですが、体にとって負担になるやり方はNGですね。
まず、頭痛に対して施術を行う場合、その様々な原因について探り
原因を明確に特定することが必要になります。
100%、絶対!とは、なかなか行きあたらないですが、限りなくこれが原因だろうと推測は立てられます。
主な原因については以下のような感じ
◻︎脳の酸素不足
◻︎肝臓、または胃、肺(横隔膜)などの内臓からの影響
◻︎無理な姿勢を続けている
◻︎むちうちなどの怪我
だいたい、これくらいが根本的に改善しないといけないようなところです。
ちなみに「筋肉がこっている」とかは、上の原因があって、仕方なく筋肉に影響が出ているだけなので、原因ではないです。
筋肉の硬さは、目安や施術の指標にはなりますが、治療対象にはなりません。(ウツロイの場合は)
筋肉は原因が解除されれば、勝手に和らぐからです。
では、ひとつ、ひとつ掘り下げましょう。
まずは《内臓の影響》
これは、単純に飲み過ぎ食べ過ぎが大きく影響します。
または、栄養の偏りや不足
栄養とは、糖質、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルです。
不足しているのは、糖質以外のすべて
過剰なのは、糖質。
この糖質がかなり悪さをしています。
血糖値について記事をいくつか書いていますが、過剰な糖質がホルモンバランスを乱して、自律神経に影響を及ぼします。
「自律神経が乱れているから頭痛になるんだ」
と言われる部分は、これ。
自律神経が乱れたのは、食事がひどいからだということです。
過剰な糖は、肝臓に負担をかけます。
血糖値のコントロールは、肝臓と膵臓です。
当然、膵臓にも影響が起こります。
内臓は、体表の筋肉と連携していて、内臓が負担を受けていると、筋肉にもその状態が反映、反射されます。
東洋医学でいう、ツボや経絡というのがそれ。
内臓体性反射と言われます。
内臓の影響を筋肉がもろに反映し、身体中のそれぞれの筋肉に「こる」「硬い」「弱る」「力が入らない」などのアンバランスが出ることで、姿勢を崩していきます。
本人の自覚なく姿勢がゆがんでしまうのでは、これ。
「姿勢を正しなさい!」
「胸を張りなさい!」
という前に、食うもん変えろってことですね。
そうしないと治らない。
ということで、《無理な姿勢を続けている》のも、内臓からの影響からかもしれないし
それを無理になんとかしようとした結果かもしれない、ということです。
では、《脳の酸素不足》について。
内臓、特に肝臓が血液を奪いすぎて、全身の血流量に変化が起きます。
これで酸素不足になることもあるし
血糖値コントロールの影響で、交感神経が高ぶり、息がはけない状態が続くことで、良い呼吸ができずに酸素不足になることもあります。
呼吸も内臓というか血糖値の影響を受けている可能性が高いですね。
現代人は。
頭蓋骨は呼吸によって大きく膨らんだり、小さくしぼんだり、動いている骨の集合体で
このポンプのような働きで、脳に必要な血液(酸素と栄養)と脊髄液(栄養)を循環させています。
呼吸が不十分だと、脳への酸素供給、栄養供給ができずに頭痛以上に様々な症状を起こしてしまいます。
例えば、めまいとか耳鳴りとか神経痛など
最後に《むちうちなどの怪我》
これは、スポーツや交通事故などの影響での怪我、そのもの。
頸椎の関節に不具合を起こして、神経や血液の流れが悪くなることで頭痛になります。
これが影響して、内臓の不具合を起こすことも少なくないので、むち打ちはしっかりと治さないといけませんね!
今回の記事は、とても長くなってしまいました。
これでも単純に解説している方なんですが…
何はともあれ、症状の改善には、原因を特定することが絶対条件です。
原因不明なのに、クスリやなんかで治せるわけがない。
頭痛の場合、内臓の影響を強く受けますので、まずは食事を改める、食事を抜くことから始めてみましょう。
ウツロイでは、様々な頭痛に対して、原因から整えるよう対処しています。
しつこい頭痛、慢性的な頭痛、原因不明の頭痛、偏頭痛、眼底痛
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