昔は躁鬱病と言われていましたね。
気分の浮き沈みが激しい状態です。
心の状態は、何で制御されるのか?
まず、それを知ることが大切。
心や感情、情動は脳が司るものですから、脳に障害があるように思われたりもしますが
実はそうではないことの方が多いと思います。
「心は、ホルモンによって作られる」
「ホルモンはアミノ酸を原料に作られる」
「心の状態は、ホルモンの影響を受けている」
これを知ってください。
低血糖の部分でもお話ししましたが
興奮状態もリラックス状態もホルモンの分泌によって変化するという事でした。
《血糖値による気持ちの変化》
急激な糖の吸収(砂糖・ジュース・ケーキ・チョコ・エナジードリンクなど)が起きると、興奮状態になります。
その後、30分後くらいにインスリン(ホルモン)の働きで、血糖値は急激に下げられます。
その結果、気分は落ち着く、または落ち込む。
45分後くらいから、血糖値が急下降する反動で、今度は血糖値をまたさらに急上昇させてしまいます。
(アドレナルやグルカゴンというホルモンの働き)
極端に暴力的になったり、どうしようもなくイライラしたりします。
この様な血糖値スパイクは、躁鬱症状が出ますね。
ホルモンの分泌が激しい状態が続くと、無限ではないホルモンは枯渇していきます。
ホルモンが枯渇すると、生命維持活動ができないため、ホルモンの材料である「アミノ酸」を貯蔵している倉庫から、無理矢理アミノ酸を引っ張ってきます。
アミノ酸の貯蔵庫は、肝臓と筋肉と骨です。
まず、筋肉や骨が痩せ細り、肝臓からもアミノ酸を絞りあげてホルモンを作ります。
こうなってくると、体も心も脆く崩れやすくなりますね。
ですから、ホルモンを作る材料をたくさん摂らないといけないのです。
クスリではなくね。
ここで、ホルモンを作るために、アミノ酸をたくさん摂取したいのですが、アミノ酸の元々の形は「タンパク質」。
タンパク質を分解してアミノ酸にまで消化する為の、消化酵素もまたアミノ酸を原料にしています。
つまり、ホルモンが枯渇している状態では、すでに消化酵素も枯渇しているので、消化できないのです。
ですから、摂食障害なども併発している可能性もありますね。
では、タンパク質を消化できない体で、どうやってアミノ酸を摂取し、ホルモンを作ればいいのか?
タンパク質を摂取するために1番良いのは、肉と卵。
でも消化できないと意味がないどころか、負担になるだけ。
ですから、もうサプリメントに頼るしかないんです。
消化を必要としない「アミノ酸」を摂る。
これしか方法はありません。
そこで、ウツロイが勧めるのは「ミドリムシのちから」です。
ミドリムシのちからには、必須アミノ酸とミネラル、ビタミン、脂肪酸、食物繊維がバランス良く含まれ、これひとつで必要な栄養が全てまかなえると言っても過言ではないほど。
普通は3粒くらいを飲みますが、双極性障害などの症状や障害が起きているなら、3〜5倍くらい摂って、早く改善させた方がいいでしょう。
とりあえず、消化酵素がまかなえるようになれば、普通の食事からも栄養吸収ができるようになりますので、それまでがんばりましょう。