臨床を続けて、約15年が経ちました。
おかげさまで、ウツロイも姪浜で8年。
昔と違って、クライアントさんの訴える症状の原因というか、質がかなり変わってきたなと感じます。
近頃の症状は、自律神経が関連する物が多くなってきました。
ですが、原因のほとんどは「内臓の不具合」が発端となって起きるものです。
飽食の時代であり、食の安全性がとても低く、質も昔に比べて低下しています。
「キレイ」
「見た目」
「雰囲気」
それらを重視するが故か、「中身」の問題がかなり深刻です。
世界最大の食品添加物国であり、病気、寝たきり長寿、介護長寿大国の日本。
問題は、「健康に良い」とされる情報の歪みと勘違いとで作られた習慣。
臨床経験上、現代の自律神経症と思われがちな症状は
「内臓起因」のものが90%でしょう。
内臓の不調から起こる様々なサイクルが、あたかも「自律神経が乱れている」と感じさせていたり
テレビやネットのCM、情報、お医者たんなどが「自律神経の乱れが原因」と言ったりするので
本当に、そうなんだろう!
と勘違いしてしまう。
ですが、実際は食べ過ぎや、栄養の偏り、栄養不足、食べ方の問題が原因します。
今回の記事は、現代の自律神経症状だろうと思わしき症状に見舞われている時のセルフケアをリストアップしてみます。
はっきり言って、もう苦行。
糖尿病治療に近いのでご理解くださいね。
自律神経が乱れていると感じる時に、まずやってほしいセルフケアのリスト
■食事について
|具合の悪い時は、食事を抜く
1日、もしくは1食、2食、できるだけ少食にすること。
|午前中は食べない
交感神経優位性の高い時間帯は、消化器が休んでいます。
|生魚、生野菜、スムージー、などの生食をしない
単純に消化不良になるのと、毒素が蔓延しやすい。
|冷たい食べ物、飲み物を避ける
体を冷やし毒素が蔓延、免疫力の低下が起こる。
|砂糖、人工甘味料、菓子類などの甘食を避ける
血糖値コントロールが崩壊、中毒性があり体を冷やす。
|エナジードリンク、滋養強壮飲料、スポーツドリンク、ジュースは禁止
血糖値コントロールの崩壊、カフェインなどの毒性も強い。
|パンや小麦製品を控える
グルテンなどアレルギー性のある食品は腸内環境を崩壊させる。
|惣菜、ファストフード、インスタント、加工食品を避ける
食品添加物の毒性は侮れません。
|カフェイン、アルコールを避ける
肝機能負担の軽減が超重要。
|クスリの飲用を控える
クスリで起こる症状と混同してしまう。
(注:ホルモン系、精神薬はいきなりストップはできません!)
市販の加工食品(納豆やヨーグルトなど)で栄養補給しよう!
とか、健康に良さそうだから!っていうのは、やめましょう。
市販の加工食品で、体に良いものなんて何ひとつないと思っていた方がいいですね。
(非常に残念な世の中ですが)
何かを食べるというよりも、何も食べない方が健康的です。
ファスティングしてみましょう。
風邪の発熱時も、食事しないのがベストです。
水と塩は積極的に摂りましょう。
逆に、体に取り入れた方が良いものは
■体に取り入れたい食
|水(浄水やミネラルウォーター)
1日3リットルを目指しましょう。
|天然塩を積極的に摂りましょう
ミネラルの宝庫、沖縄の海塩がオススメ。
|しっかり噛んで、ゆっくりと少食
体に優しい食べ方ですね。
|タンパク質を中心にした食を心掛ける
タンパク質が健康体の第一歩。基礎となります。
(肉、卵、豆など)
苦行のリストはまだ続きます。
■姿勢や運動、習慣などについて
|胸張って背筋を伸ばす姿勢維持をしない
一般常識とは逆です。猫背、巻き肩、脚を組んだ方が健康になります。
|腹式呼吸が基本
お腹を膨らませる呼吸、胸や肩で呼吸しないこと。
|ストレッチは、キツく突っ張らずに心地良く、1〜2秒間のストレッチを繰り返す
突っ張ると筋肉が硬くなったり、関節が緩み過ぎます。
|腹式呼吸が安定していない時は運動や筋トレをしない
腹式呼吸でないと、効率の悪いトレーニングになり体を壊します。
|喫煙しないのがベスト
脳の酸素不足、神経症状、呼吸器系疾患の元。
|良質なストレスを受ける
ストレスを発散し、溜め込まないように心掛けても逃げない。
(ノンストレスは不健全、うつや精神疾患になりやすい)
|運動習慣を持つ
ヨガや呼吸法、ウォーキングなど。全身運動が好ましい。
現代人にとって、一番不健康への近道は「暴飲暴食」です。
一日三食は、すでに食べ過ぎですね。
昔の人のように、普段から農作業や力仕事をしないし、歩かないし、心がけないと運動しないので、別にカロリーは重要ではない。飢餓に陥ることなんてないですから。
一日に必要なカロリーは、一食食べれば、十分に確保できます。
炭水化物や糖質中心の高カロリー食は、現代人には完全に不向きで、時代に合わせて食の在り方を変えて行かなければならないと思います。
時代とともに、常識は変化しなければならない。
こどもにオヤツは必須というのも馬鹿げていますね。
消化器が完全に作られていない状態で、砂糖や人工甘味料、食品添加物、クスリ、カフェインなどを与え過ぎたら、消化器どころか、脳の発達も妨げられます。
発達障害やグレーだとかを心配するなら、食や栄養を学ばなければいけません。
発達障害は、現代社会の食や医療の常識が作り出している、発育システム崩壊が根本にあるでしょう。
壮大な話になってきそうなので、この辺で終わりますが
セルフケアリスト、やってみてください!
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