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高血圧も頭蓋骨を緩めて

 
 
「高血圧」と聞くと、100人いれば、100人とも「塩分過多」を連想させると思います。
 
 
ぼくの場合は、塩分が足りない事を疑います。
 
塩分と言っても、いわゆるナトリウム[Na]だけではなく
ナトリウム以外のミネラル分も豊富に含む「天然塩」の摂取量が少ない…という事です。
 
塩分というより、ミネラル分と言った方が正しいかも知れませんね。
 
 
 
 
ナトリウムは神経伝達物質としても、超重要なミネラルです。
ナトリウムが無ければ、神経伝達が行われません。
また、血管(特に腹大動脈)を収縮させる働きを担います。
 
 
立ちくらみをする、脈打つ頭痛がある、などの場合は、脳に必要な量の血液を持ち上げられていない状態にある。
 
 
座った状態から、フッと立ち上がると、ナトリウムが腹大動脈のセンサーを刺激して、血管を収縮させ、一気に血液を上に搾り上げます。
 
この時、十分に血管の収縮が行われ血液が脳にまで到達するエネルギーを作れていれば、立ちくらみは起こりません。
立ちくらみを起こしてしまうのは、ナトリウム量が少なく、血管のセンサーを刺激できない、または刺激が少ない状態にあると判断できます。
 
 
 
つまり、塩分(一般的な認識のナトリウム)が足りていない。
 
という事です。
 
 
塩が足りなければ、血管の収縮が行えず、脳や全身に血液を巡らせる事ができない状態。
つまり「低血圧」に陥るという事ですね。
 
 
 
人間の生命維持管理機構は、何を生命の危機と判断するかというと
"低い"…事に敏感に反応します。
 
 
低血圧・低体温・心拍数低下・内臓機能低下・栄養供給量低下
 
簡単に言うと、寒くなったり、飢餓状態になったり、活動が低下するモノに対して、反応するんです。
 
 
 
では、塩分の摂取量が少なく、低血圧に陥ると危険だと判断した体は、何を行うでしょう??
 
 

 
答えは簡単。
「血圧を上げる」んです。
 
 
 
この時、血圧を上げるシステムとして、腎臓や神経に対して刺激を加えたり、興奮状態を起こすように作用をもたらします。
 
 
 
神経の異常な興奮状態や、内臓機能への刺激、自律神経の異常状態は、頭蓋骨をカチカチに固まらせて症状をもたらします。
 
ですから、「高血圧」への対応としては
 
クスリ、降圧剤…ではなく
 
ミネラル分が足りているかを見極め、足りなければ補うことと、頭蓋骨が起こす、神経の異常状態の解除を行う事が、対応策として考えられますね。
 
 
 
この時期、季節的にも汗をたくさんかくので、塩分が足りない状態が多いです。
塩分不足で、熱中症や脱水、神経異常が起こりやすいので、減塩や降圧剤の常飲は危険な行為かも知れません。