寒くなると余計に肩こりのご相談が多くなります。
首の寝違えや、何でもない動きで急に首を痛めたり、肩を痛めたり。
「何故、こんなことになるの?」
肩こりもそうですが、首こり、首痛、腰痛などを起こしやすい方は、背骨の動きが不十分だからです。
そもそも
「体幹のコントロールができていない」
という事です。
背骨は24コの骨が積み重なって作られる多関節構造です。
どうして、そんなにもたくさんの骨で関節を成しているのか?
それは「動くべき」だからです。
でも多くの方は、動くべき関節の動きができていない。
片足立ちをした時、背骨はフレキシブルにクニャクニャとバランスを取りながら、片足立ちを成し遂げます。
皆さんは片足立ちは何秒くらいできますか?
左右の足、どちらとも同じ様に片足立ちできるでしょうか?
5秒も片足立ちしてられない…
みたいな方は、残念ながら体幹のコントロールができていません。
それは「関節が硬い」…という単純な理由もですが、「脳が機能的に働けていない」…という、ちょっと複雑な身体のエラーを起こしているかも知れません。
(命に関わる問題ではありませんが、事故や怪我には要注意となります)
「脳の機能的なエラー」というのは
「脳がその動きを忘れている」
「脳がその動きを許可していない」
「脳がその動きを理解できていない」
などです。
これには、施術も有効な場面もありますが、やはりご自身で身体の動きを直すことが重要で、「こういう動きをすれば良いんだね!」と脳が理解する事が必要です。
他動的(自分の意思で動かしていない)に動かしても、脳の管理が入らなければ意味を成さない。
能動的(自分の意思で動かす)ことで、脳と体のリンクが調整、改善、改良、されていきます。
あかちゃんの頃から、しっかり寝返り、ハイハイ、を経て、掴まり立ち、こどももたくさん走り回ったり、体を動かすことで、大人になったときに「こり」や「痛み」、「不調」を起こしにくくなります。
大人になっても、もう一度、体の正しい動きをする事で、脳が活性化され、動きを思い出します。
片足立ちは、本当に初歩的な運動ですので、根本的な改善には、他にもバランストレーニングやストレッチがありますので、根本的に肩こりや首を治したい方は、ご相談くださいね。
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