· 

あかちゃんの鼻詰まり



 あかちゃん整体をしていると、たくさん見られる症状が「鼻詰まり」です。


向き癖とか絶壁より、鼻詰まりや便秘を気にしてほしい。
鼻呼吸ができなければ、脳にも身体にも酸素供給が乏しくなるし、感染症のリスクを上げます。


鼻には強い抗菌作用の粘膜があるので、通常は鼻呼吸です。
口呼吸は単純な話し、粘膜での除菌ができないので感染リスクが高まりますね。


なぜ、口呼吸になるのか?
鼻が詰まってるからです。

では、なぜ鼻が詰まるのか?

これは、腸内環境、腸内細菌が鍵を握っています。
花粉症やアレルギー性鼻炎も、腸内細菌叢の問題で起こります。

花粉やハウスダストが原因なのではない。
要因物質にはなり得るかも知れませんが、腸内環境に問題(原因)がなければ、花粉もハウスダストも、べつにアレルギー反応が出はしない…。
という事です。




 「えー!あかちゃんが腸内環境悪くなるって何が原因!?」

みたいに思われます。

絶壁の相談であかちゃん整体に来られたお母さんに、「肝機能の問題です」と言うと、「は?」みたいな感じにもなる 笑

「お酒飲んでないですよね?」
みたいな。


肝機能=酒・アルコール
ではない。
肝臓は、その他にも様々な働きを担っています。

あかちゃんがお酒飲んでなくても、お母さんがアルコール飲んで、母乳を与えれば同じことになりますし、お母さんが大量の糖分や添加物を摂取していれば、それもあかちゃんと共有する事になる。
もちろんクスリもです。


あかちゃんが肝機能を崩す要因はたくさんあります。
気をつけてあげてほしい。


そして、何より、今回のテーマに直結するのが、予防接種に抗生物質などの薬剤投与です。





 予防接種は、細菌やウイルスを体内に入れるんです。
当然、その細菌やウイルスが体内に侵入した際の免疫反応が起きます。
つまり、軽度の発症をします。
熱を出したり咳をしていたり…

予防接種の影響だろうが、普通の風邪だろうがなんだろうが、熱や咳や、があって病院に行くと抗生剤が処方され、それを飲ませる。


抗生剤は、腸内細菌を死滅させます。

腸内細菌は、外敵から人体を護ってくれるものであり、また人間では消化できない物質(例えば食物繊維、添加物ではデキストリンと表記されることもある)は、腸内細菌が分解してくれます。


腸内細菌がなくなると、外敵から身を護る防御システムがひとつ無くなるという事でもあり、消化吸収できない物質も増えるという事になる。



ここで思い出してほしいポイント。
外敵を侵入させない為には、鼻粘膜が重要でした。
腸内の防御システムが崩壊しているので、鼻粘膜や他の防御システムを過剰に働かせる必要性が生まれてしまうという事になります。



鼻粘膜は、細菌や外敵、害的要因(埃やゴミや花粉、細菌、ウイルスなど)を絡め取り、鼻水として体外排出します。
排出物が多ければ粘性が増したり、青っぱなになります。

腸内の防御システムがしっかりしていれば、鼻で過剰反応する必要性がないので、鼻水は、鼻を潤す程度で済むでしょう。


でも、鼻から先の防御システムに異常があるとしたら、何としても鼻で防いでおきたい。
その過剰反応が鼻水を詰まらせてしまい、アレルギー反応としてシステム化されてしまう。





 みんな大好き、パン、パスタ、小麦製品
これらも、腸内環境を大きく乱す原因となります。
ぼくも好きですが極力摂らないように心がけています。


グルテンですね。
腸内の炎症物質です。

腸内の悪玉と言われる菌類の餌となり、有益な腸内細菌叢と力関係が逆転した時、腸内の炎症が広がり、様々症状を引き起こします。

その前にグルテンのアレルギー反応として、やる気が出ない、疲れが取れない、頭痛がする、鼻詰まり、便秘、下痢なども起こるので、パンや小麦を食べた後よく自分自身を観察してみてください。



これを通り越して、セリアック病やリーキーガット症候群と言われるような病気へと発展していきます。





 腸内細菌がなくなると、消化吸収できない物質が増えるので、アレルギーが多くなります。
花粉症もそのひとつです。


あかちゃんの鼻詰まりや便秘は、現段階でも、将来的にも、重要なポイントです。
絶壁や向き癖なんかより、よっぽど重要。
アレルギー反応が多い、体内の解毒作用が過剰、という状況においても肝臓は爆発的に働きを強化しますから、その分大きな負担になる。
あかちゃんだからと言って、肝機能障害はない…なんて事はこれっぽっちもありません。


むしろ、予防接種のスケジュールを見る限り、大人より負担が大きいんです。



 あかちゃんの鼻詰まりや便秘、肝機能問題は、そのまま絶壁に関わる問題にもなり得るので、その辺も含めて、鼻詰まりや便秘は注意してあげてください。






  では、まとめポイント

■ 予防接種をしたら、必ず熱か咳、鼻水、鼻詰まり、湿疹、発疹、などの症状が現れる


■ それに対して抗生剤を使わないこと


■ 普通の風邪も、できる限り抗生剤は使わずに、頭を冷やして自然に治るよう待つ


■ 母乳の質をきちんと考える
 クスリを飲んでいないか
 アルコールを飲んでいないか
 小麦を食べまくっていないか
 砂糖や糖分を摂りまくっていないか
 乳製品を摂りまくっていないか
 マーガリンを使っていないか
 添加物だらけの食事をしていないか


チェックしてみましょう!